2010年7月20日火曜日

暑中お見舞い申し上げます。


セタヤン:お天気良いですね。
ミルクマン:…あっちぃ。
セタヤン:夏ですから。
ミルクマン:…おぉ、我が同士たちも暑そうだ。
セタヤン:…誰?
ミルクマン:ジャイロくん。
セタヤン:バイクかよ。
ミルクマン:バイクかよ、とは何だ、軽々しい。彼らが配達の要ぞよ。
セタヤン:ワタクシは自転車で配達しておりますが。
ミルクマン:おぉ、自転車くん。君も暑そうだなぁ。
セタヤン:…。
ミルクマン:サドルがあっちぃぞよ。
セタヤン:屋根でも作ってあげたらどないですか?
ミルクマン:それはならん。
セタヤン:…なんで?
ミルクマン:我々は開かれた牛乳屋なのだ。地域の方々といつなんどきもオープンに接する、オープンマインドな牛乳屋なのだ。
セタヤン:はぁ。
ミルクマン:そんな我々だ、屋根も壁もいらんのだ!
セタヤン:吹きさらしでは牛乳が腐ります。
ミルクマン:牛乳は腐らない!
セタヤン:…はぁ?
ミルクマン:昔、遊牧民が牛乳を何日も持ち運んだ、そしてバターやチーズができた!
セタヤン:…。で?
ミルクマン:牛乳は腐らない! 変化するだけだ!
セタヤン:せやけどお客様はバターやチーズではなく、牛乳を欲してはるわけで。
ミルクマン:…おぉそうだ! ヨーグルトもそうやってできたのだ!
セタヤン:だから発酵させたらあかんでしょ。
ミルクマン:牛乳ってのは無駄がないなぁ。
セタヤン:ちなみにそのままでバターやチーズを作るには、ノンホモジナイズド牛乳でないとあきまへん。
ミルクマン:奉公人よ、誰に向かってしゃべっておるのじゃ?
セタヤン:しかしホモジナイズド牛乳をお好みの方もいらっしゃるわけで、味の好みというのも…、
ミルクマン:これ奉公人、何をゴチャゴチャとつぶやいておる。
セタヤン: …お前がいろんな説明すっとばして無責任なこと言うから苦労しとんのじゃ!
ミルクマン:…奉公人よ、いかがした?
セタヤン:あぁ?
ミルクマン:不足しておるのではないか?
セタヤン:何がじゃコラ!
ミルクマン:カルシウムが。
セタヤン:…。
ミルクマン:まぁ、まずフレッシュな牛乳でも飲め。
セタヤン:…おぃ。
ミルクマン:ウチの牛乳は美味いぞ~、直送だからな。
セタヤン:…ほんま疲れるわ。

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